Mark Zuckerberg氏は、インターネットアクセスを手に届く価格で世界中に提供することを目的に、複数の技術企業とのグローバルな提携関係を確立した。
Facebookの最高経営責任者(CEO)を務める同氏は米国時間8月20日、FacebookがEricsson、Nokia、サムスンなどの企業と提携してInternet.orgを設立したことを発表した。インターネットにアクセスできない世界中の50億の人々にインターネットを提供することが目的だ。
Zuckerberg氏は声明で、「Facebookがこれまでにしてきたことはすべて、つながる力を世界中のすべての人々に与えることを目的としていた」と述べた。「発展途上国では、知識経済に関わり参加する際にとてつもない障壁がある。Internet.orgはグローバルな提携関係を結成し、現在料金が支払えない人々にインターネットアクセスを提供するなど、この課題を乗り越えるための作業に取り組む予定だ」(Zuckerberg氏)
MediaTek、Qualcomm、Operaなども名を連ねるこのグループは、インターネットに接続されていない世界のおよそ3分の2の人々にインターネットアクセスを提供するために、無線通信事業者やデバイスメーカーの支援を主導することを計画している。同グループは、少数の目標に焦点を絞ることによって、これを達成したいと考えている。
その目標のうち重要なのは、手の届く価格でアクセスを提供することだ。これには、モバイル接続をより手頃な価格にすることも含まれる。また同グループは、データをより効率的に使用することによって、アプリの実行やインターネットの稼働に必要なデータ量を大幅に削減したいと考えている。
最後に、同グループは新しいビジネスモデルを採用し、モバイル事業者、デバイスメーカー、開発企業などの企業に奨励金を提供することによってアクセスのコストを引き下げる計画だ。また、携帯端末で使用できる言語の数を増やすことも検討している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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